京都・嵐山で行われる有名な行事の一つに、毎年5月に行われる「三船祭り」があります。「三船祭り」というのは、平安時代の船遊びである「扇流し」を再現したお祭りということで、平安時代の華やかな風情を味わうことができます。地元の方のみならず、遠方からも多くの方が訪れるイベントです。
今回は「三船祭り」そして「扇流し」の説明と、2018年度の日程についてお伝えしたいと思います。嵐山旅行を考えている方のために役立つことができれば幸いです。
目次
京都嵐山の5月といえば「三船祭り2018」!
三船祭りの由来
平安時代の船あそびを再現したお祭り「三船祭り」は、車折神社の例祭の延長神事として、昭和3年に昭和御大典を記念して開催されるようになりました。
それは、嵐山の大堰川で平安時代の船遊びを再現した平安時代の優美な様子を楽しめるお祭りです。舞台は船の上となり、様々な伝統芸能が披露されたり、清少納言に扮した女性も拝見することができます。
清少納言に扮する女性は、毎年地元で公募されて決められるそうです。
来場者は毎年5万人以上という大変人気の高い行事となっています。
三船祭りの日程と当日のスケジュール
2018年三船祭りの日程と場所
三船祭りは毎年決まって5月第3日曜に行われます。
ということで、2018年度の開催日程は、
5月20日(日)です。
※野外での行事のため雨天の場合は中止となります。
三船祭りの開催状況につきましては、車折神社公式ホームページでご確認ください。
「三船祭り」当日のスケジュール
行事:12:30~ 中之島公園より参進行列
神事・船あそび:13:00~15:00頃 大堰川にて
「三船祭り」が行われるのは、京都市大堰川一帯です。
三船祭保存会(車折神社内)に主催される行事です。
アクセス方法
市バス・京都バスの場合:「車折神社前駅」で下車すぐ(表参道入り口へ)
嵐電(京福電車)の場合:「車折神社駅」下車すぐ(裏参道の入り口へ)
JR嵯峨野線:「嵯峨嵐山駅」から南西へ徒歩10分
三船祭り開催場所への一番簡単な行き方はバスのご利用が便利ですが、道路の混雑も予想されますので、JR嵯峨野線のご利用もおすすめです。
三船祭りといえば恒例の扇流し!
三船祭りと言えば船あそびの一つ「扇流し」が見どころとなります。
扇流しというのはどんなことのするのでしょうか。
扇流しというのは、平安時代に足利尊氏公が嵐山近くの天龍寺へ参詣した際のある出来事により今に伝わります。
足利尊氏公のお供の童子が誤って川に扇を落とした際に、その川面を眺め多様子が大変優美でおおいに喜ばれたことから始まりました。
当時の扇子を川に落とすという偶然起こったアクシデントから、優美に扇を流すという船遊びに発展しました。!
清少納言に扮した女性や舞妓さんなどが扇子を流す様子が大変優雅です。
扇流しが行われるのは、船遊びの時間となり、13時から15時に行われます。
岸に流れ着く扇子を受け取ろうとされる来場客の姿も見られます。
扇流しをいい場所で見たいという方は、早めの来場をおすすめします。
良い席といえば、11時から15時半まで用意されている献茶・拝服席(野点席)もおすすめです。
*野点席に座るにはお茶券が必要となりますが、お茶券の発売は15時までで、一枚600円で購入できます。
そのほかの見どころ
川には多数の船が用意されることも、お祭りの華やかな様子を盛り上げてくれます。
御座船:清少納言に扮した女性、舞妓さんなどによる扇流しの奉納がされる船
龍頭船:雅楽、舞楽の奉納がされる船
鷁首船:日本今様謌舞楽会による今様奉納がされる船
また、来場客が観覧するための遊覧船やボートも用意されますので、ご興味のある方こちらにお問い合わせください。
2018『三船祭り』まとめ
平安時代の船遊びを再現したお祭り「三船祭り」は、華やかで優美な平安貴族の様子を楽しむことができます。
有名な「扇流し」以外でも、船の上などで行われる雅楽・舞楽の奉納も平安時代の当時の様子を感じさせてくれます。
来場客数は毎年5万人を超える人気イベントということですので、お早めの到着で良い場所を確保されることをおすすめします。
観光客も多いので早めに移動してゆっくり出来る場所を確保するなどの必要はありますが、せっかくの優美なお祭りですし、ゆっくり眺めたいですね!
扇流しはもちろん、他の優美な奉納もじっくり堪能していただければと思います!
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