パラリンピック・クロスカントリースキーの競技ルールと順位の決定方法

パラリンピックの冬季大会ではクロスカントリースキーが行われます。クロスカントリーは、雪の中をマラソンのように走り抜ける競技で、スキーとストックを使用してタイムを競います。

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クロスカントリー競技

クロスカントリースキーには、クラシカルスキー、フリー、スプリント、リレー各種目があります。

また、選手は障害により立位、座位、視覚障がいの3カテゴリーに分けられます。

そして、男女別に各カテゴリーで順位を競って行きます。

勝敗は、アルペンスキーと同様、実走タイムに計算タイムをかけたもので決まります。(計算タイムについては後述で説明させていただきます。)

クラシカル=スキーを左右平行に保ちながら2本のシュプール上を滑る走法で行う種目です。スキーを逆八の字に開いてキックするスケーティング走法は禁止されています。

フリースキー=自由な走法でタイムを競う種目です。

スプリント=個人スプリント競技で、予選が行われてから決勝ラウンド進出者を選出します。決勝ラウンドでは、障がいの程度により差をつけてのスタートで滑り、さらに次のラウンドへ進める選手が決まります。

リレー=1チーム4名でリレーを行うチーム戦です(男女混合のミックスと、オープンがあります)。なるべく障害の程度による差で不公平にならないよう、4選手の係数の合計に上限を設けられています。男女混合ミックスは係数合計330%、それ以外のオープンは係数合計370%となっています。

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計算タイムについて

計算タイムと言うのは、障がいの程度に応じて設定されている係数のことです。

どうしても障害のレベルの差があるため、障害の軽い選手が有利になると言う不公平を避けるため、障害の軽い選手には大きい係数、障害が重い選手には小さい係数が決められ、各選手の実走タイムに決められた係数をかけます。

そうすることで、障害のレベルにかかわらず公平な勝負をすることができます。

対象障害

肢体不自由、視覚障がい

カテゴリー分け

出場する選手は立位、座位、視覚障害の3つのカテゴリーに分かれて競技を行います

過去の大会で知的障害者のクラスが設定されたことがありましたが、そのクラスに健常者が入り不正に金メダルを獲得したという事例が発覚し、パラリンピック大会から知的障害者の出場種目がなくなりました。

現在でも知的障害者のクラスはクロスカントリースキーに復活していません。

クロスカントリースキーのルール

クロスカントリースキーでは、まず予選を行って決勝進出者が選出されます。

決勝では障害の程度によってタイム差をつけてスタートすることで、先着順で次のラウンドに行くことができる選手が決まります。(この方法だと、競技中の選手も観客もそれぞれの選手の位置がどこなのかが分かりやすいですね。)

パラリンピックのクロスカントリ〜のサポート体制

5km~20km程度の中長距離種目が多く、い ずれも選手が一人ずつ時間差でスタートする方式で行われます。

そのため、ゴールの順番で順位が決まるのではないと言う点が分かりづらく、競技中の選手も自分がどの順位にいるのかを知ることができません。

結果が出てから「あと少しだとわかっていればもう少し力を出し切れたのに。」と言うことがなよう、スタッフがレース途中の各選手の順位や他選手とのタイムの差を確認してトランシーバーでレース状況を選手に伝えると言うサポートがあります。(各選手の計算タイムと実走タイムで計算される計算ソフトが使用されています。)

視覚障害のある選手のサポート

また、視覚障害がある選手に関しては、自身の目でコースの様子を確認しながら滑ることができないため、選手の目となり、危険がないよう視覚的サポートでコースを導くためのガイドの存在があります。

ガイドは選手の前を滑り 、声や音を使って選手にコース状況を伝えます。ガイドは選手の練習にも付き合い、選手と息を合わせたり、選手にとって最適なガイド方を身につけます。このガイドにはスキーの技術以外にも、的確に視覚障害のある選手にコースの状況を伝える力にその判断力など、ハイレベルなスキルが要されます。


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