2014年ソチ・パラリンピックで、日本人第一号として金メダルをアルペンスキー男子滑降部門で獲得、さらにスーパー大回転でも金メダルを獲得し大活躍を見せた狩野亮選手。2018年平昌オリンピックでも金メダル候補と期待が高まっています。
今回は狩野亮選手についてプロフィールから紹介したいと思います。
狩野選手は、高速系スキー競技とも言われる速いスピードで滑降する競技を得意としておられ、勇気のある力強い滑りを見せてくれます。なんと、滑降スピードは最高時速は130km/h前後にも及ぶのだそうですよ。
狩野亮(かのうあきら)選手・Wikiプロフィール
- 名前:狩野亮
- 読み方:かのう あきら
- 生年月日:1986年3月14日
- 出身地:北海道網走市
狩野選手は小学3年生のとき登校中に自動車事故にあい脊髄を損傷し、下半身不随になりました。
同学年の友達と一緒に遊ぶことが困難な状態の狩野選手に、両親は様々なスポーツを経験させたそうです。父親がスキー指導者だったおかげで、小学校5年生の時にはスキーに触れるチャンスを得て、チェアスキーを滑りました。
はじめのうちは立って滑ることができないチェアスキーに対してそれほど乗り気ではなかったそうですが、1998年中学一年生の時に長野パラリンピックを見たことでパラリンピックの存在を知り、その中でチェアスキーが競技にあるということを知ったのだそうです。
そして、「自分もチェアスキーで世界を目指したい」と思い世界を目指してチェアスキーの活動が本格的になったそうです。
その後、岩手大学福祉システム工学科を卒業した狩野選手は100社以上の企業に履歴書を送りました。
結果、反応があった企業はほんの数社で、その中熱心に話を聞き検討してくれた”マルハン”への所属が決まり、現在に至ります。
スキー記録と受賞歴
2006年のトリノ大会から、バンクーバー、ソチ、それから平昌と4大会連続でパラリンピックに出場されています。
2006年のトリノパラリンピックで狩野選手はパラリンピック初出場を果たしました。同年に北海道栄誉賞も受賞しています。
2010年のバンクーバーパラリンピックで金メダル1つ、銅メダル1つ。
2014年のソチパラリンピックでは金メダル2つを獲得!アルペンスキー男子滑降の金メダルは、日本人選手の金メダル第1号となりました!
2014年のソチパラリンピックでの二冠と功績が認められたことで、2014年春の叙勲紫綬褒章も受賞しています。
狩野選手は結婚している?
狩野選手は2012年に一般女性と結婚しています。綺麗な奥さんという噂ですよ。
お子さんがいらっしゃるかどうかについては情報が見当たりませんが、子供を対象に小学校での講演会も行っておられることから、子どもを守る一大人という立場として人一倍子どもを大切に思う気持ちは強いようですね。
狩野選手の講演会
狩野選手はオフシーズンで合宿以外の時には積極的に講演会を行っておられます。
ご自身が小学校の時に交通事故のため下半身不随になったことから、小学校での交通指導の講演や、障がい者スポーツ推進担当者として、障がい者のスポーツ環境やご自身の体験についての講演をされています
狩野さんのご意見としては、将来的にはパラリンピックとオリンピックが同時に開催され、その中で健常者の部と障がい者の部ができるという大会の実現を希望しておられます。
狩野さんのチェアスキーヤーとしてのご活躍と同時に、障がい者のスポーツ環境の発展やこれからの認識についての広まりについても応援していきたいですね。
年収とパラリンピックの負担額は?
狩野亮さんは、マルハンに所属されているため、お給料はマルハンから支給されているようですね。
また、パラリンピック出場のための個人の負担額は平均147万円/年間だそうです。想像以上の大きな額ではないでしょうか。
オリンピックと比べると、パラリンピックやパラリンピック出場選手への注目度はまだ低く、サポート体制がまだ不完全な状況を物語っていますね。
夏場は南半球で合宿をしてトレーニングに励むという生活から、多額な旅費やホテル代もかかります。
パラリンピックへの注目が高まり、選手たちへの関心が強まりより良いサポート体制が整うことを期待したいところです。
ぜひ、パラリンピックにも盛大なエールを贈り、たくさんの人の声で選手を応援したいですね。
今月中旬のカナダ遠征にて獲得したメダル、クリスタルトロフィーも持参して頂き見せてもらいました。
この勢いで平昌へ乗り込みスピード系三連覇を達成して頂きたいです。#平昌 #パラリンピック #金メダル #スピード系 #三連覇 #狩野亮 #チェアスキー pic.twitter.com/E44srPMp45— ロコチューンナップサービス (@loco898) February 24, 2018
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