フランス人振付家のブノア・リショーさん。今季から日本のフィギュアスケーターの振付家として活躍されています。長身でおしゃれな振付家として噂が広まっていますね。
今回は、日本との関わりが深くなりつつあるブノア・リショーさんについて紹介して行きたいと思います。
目次
ブノア・リショー プロフィール
生年月日:1988年1月16日(30歳 2018年現在)
出身:フランス・アヴィニョン
身長:183cm
今シーズン、リショーさんは、坂本花織選手のSP「月光」とFS「アメリ」と、三原舞依選手のSP「リベルタンゴ」の振り付けを担当しています。
また、アメリカのネイサン・チェン選手のEX「パラシュート」の振り付けも担当しています。
坂本花織選手とネイサン・チェン選手については、平昌オリンピックでもその演技を見ることができますね。
ブノワ・ショーさんの生い立ちと経歴
ブノワ・ショーさんの生い立ちは経歴を表すコメントがこちら。
「ぼくはフランスのアヴィニョンの出身ですが、アヴィニョンは文化のすべてがある街です。母は幼いころからダンスをやっていて、父はミュージシャンでした。もう教育段階でぼくの行く道は大方決まっていたようなもの。・・・フィギュアスケートでは、ジャンプでは成功しなかったのでアイスダンスに転向して、リヨンで(ガブリエラ・)パパダキスたちと同じチームで練習していました」
出典:「別冊WFS」
「ブノワ・リショーは国際的な振付家です。彼は世界中のフィギュアスケーターやアイスダンスの
カップルと一緒に仕事をしています。ブノワ自身スケート技能において専門家です」ブノワリショーHPより
元々はフィギュアスケーターを目指していたブノワ・リショーさんですが、フィギュアスケートを断念した際2、3年の間は完全にスケートから離れたそうです。

スケート以外の世界で自分探しをしようと、音楽や芝居などにも取り組みました。そしてアイスダンスでも活躍された経歴があります。
そうしている中、初めて振り付けの仕事に携わった際に、『これが自分の進むべき道なんだ』と実感したのだそう。
リショー氏は、HPで自身の振り付け制作についてのコンセプトを以下のようにコメントしています。
「僕が作品を作り出す時、アイデアの主体は女性のドレスを作るデザイナーみたいな感じだね。
僕は自分のためではなく、彼女のために作るんだ」ブノワリショーHPより
振り付けだけでなく衣装に対してもこだわりがあり、坂本香織選手、三原舞依選手のお二人はオートクチュールのドレスを作ってもらったとのことです。
さすがの芸術的なこだわりの強さですね。
「スケート界でいえば、新しい時代を作るためにスケーターとファンの両方を惹きつけるムーヴメントを生んでいくということ。競技ですから、ジャッジもされるし、勝敗もつきます。でも、競技を見た人たちがその日の終わりに思い出すのは、受け取ったエモーションですよね。もちろん思いを渡そうと思えば、ジャンプも決めてクリーンなプログラムを滑らないと。その上でいちばん大事な思いを観客へと向けなくてはいけません。ぼくらがこの競技を高めていくのは、観客のみなさんのためなんですから」
出典:「別冊WFS」
ブノワ・リショーさんが日本で活躍するきっかけ
なんと、ご自身の希望と働きかけにより日本のスケーターとの仕事が決まったのだそう。
ブノワ・リショーさんのような芸術家に日本のスケーターに魅力を感じてもらえるということ自体、大変光栄なことですね。
「ぼくはラトビアのデニス・ヴァシリエフスに振付けた『踊るリッツの夜』で名前を知られるようになったんですが、ぜひ日本のスケーターと仕事をしてみたいと日本の連盟に自分からアプローチしていました。以前から日本のクリエイターの大ファンだったので、ヨウジヤマモトやコムデギャルソンとかね」
ブノワリショーさんの性格は?
リショーさんは、振り付の最中にも相手をからかってみたり、ふざけてみたりするお茶目なところがあるようです。
これには、リショーさんなりの振付家としての働きでもあるようです。
限られた短い時間の中で相手との間にある壁を取り払い、親しくなることでお互いを理解するための手段としてのことのようです。
笑うことでリラックスモードに入り、相手に気を許すことで信頼関係も生まれますね。
インスタグラムの落書きは羽生選手への期待?
「ユヅルを見ると落書きしたくなるんだよねー」と言いながら、インスタグラムで羽生選手の画像に楽しい落書きをするというところからも、やっぱり楽しい人なのがわかりますね。

羽生選手に金メダルをかけ、炎をもたせて魔術師のように見せるところから、ブノワ・リショーさんの羽生選手への期待と尊敬がみられますね。
羽生選手の振り付けも担当してみたいと希望しているそうですよ。雑誌「Life最新号」でも
画像のおふざけ編集で羽生選手へ自信をお茶目にアピールしているのかもしれませんね。
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