ローヤルゼリーの効果と含まれる栄養素は?はちみつとは違うの?

様々な健康食品が出回る中、人気が高く注目され続けているローヤルゼリー。ローヤルゼリーはミツバチが作り出す食品の一つですが、実際にローヤルゼリーとはなんなのか、どんな栄養素が含まれているのか理解できていますか。

また、健康や美容に効果があると言われるローヤルゼリーの効果効能も紹介していきたいと思います。

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ハチの生態を紹介

ローヤルゼリーについて詳しく知るためには、まずハチの生態を知る必要がありますので、まずは、簡単にハチの生態を紹介していきますね。

ハチは女王バチと働きバチの2種類に別れるということはご存知ですね。

女王バチというのは、子どもを産む役割を担うのハチです。

一斉に産み付けられた卵の中から発育の良い幼虫が選ばれて育てられ他のが女王蜂。
ひとつの巣に1匹しか女王バチはいません。

一生に一度だけオスのはちと後尾をした後腹部に精子を貯めておき、死を迎えるまでの4年間、大量のハチの卵を産みます。1日に1500~2000個(1分間に1個の割合)ぐらい産むこともあります。

そんな大仕事をこなせる秘密は、やはり食事が大切です。働きバチの約40倍も長生きする女王蜂の食事はローヤルゼリーのみです。

そのことからもローヤルゼリーには「王乳」という別名もあります。

働きバチは、花の蜜や花粉などを集めて巣に持って帰ったり、新しい巣を作る、女王蜂の世話など、卵を産むこと以外全ての役割分担を担う働き者です。

働き蜂も幼虫の間の数日間は栄養豊富なローヤルゼリーを与えられ、その後はちみつや花粉などが与えられるようになります。

働きバチは、このように女王蜂の産卵を助け、女王バチが卵を産んでハチを増やすという繰り返しが行われます。

このように、ハチの生態が成り立っているのです。

ローヤルゼリー、育児を担当している働きバチの咽頭腺と呼ばれる場所から分泌されます。

働きバチは、花粉を材料にローヤルゼリーを作り、花のみつであるはちみつとローヤルゼリーとは違うものです。

ローヤルゼリーの色は、白色で栄養がたっぷり含まれています。

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ローヤルゼリーの成分と働きとは?

ローヤルゼリーは古くから人間の健康に効果が絶大だと伝えられてきました。

「不老長寿の霊薬」「若返りの薬」「万病に効く」などとも言われてきました。

現在では、疲労回復やアンチエイジング、更年期障害の症状の軽減などの効用も認められ、ローヤルゼリーの研究が続けられています。

ローヤルゼリーが健康食品として有名になったのは、1950年に当時のローマ法王、ピオ12世が危篤状態に陥ったときに全快したということからでした。

ローヤルゼリーの栄養素

ローヤルゼリーは蜂蜜と異なり、糖質は10%程しか含まれていません。

そして、そのほかの栄養成分をバランスよく含んでいます。

現在までの研究で分かっているだけでも、ローヤルゼリーの成分は60種類を超えています。

以下に一般に知られている栄養素の中でローヤルゼリーに含まれている主なものを紹介します。

ミネラル

必須ミネラルは16種類あり、主要ミネラル(7種類)と微量ミネラル(9種類)に分けられます。

ローヤルゼリーには、そのうちの7種類の主要ミネラルのうち、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、ナトリウムの5種類、9種類の微量ミネラルのうち、銅、亜鉛、鉄、マンガンの4種類が含まれています。

ビタミン

ビタミンは、不足すると欠乏症をおこし、健康に悪影響を与えるという健康にとって重要な栄養素です。

現在、13種類が知られていますが、脂に溶ける脂溶性ビタミン(4種類)、水に溶ける水溶性ビタミン(9種類)とに分けられます。

ローヤルゼリーには4種類の脂溶性のビタミンのうち、ビタミンAとビタミンBの2種類が、9種類の水溶性ビタミンのうち、ビタミンB1、B2、B6、ナイアシン(ニコチン酸)、パントテン酸、葉酸、ビオチンの7種類が含まれています。

そして、ビタミン様物質のひとつ、コリンも含んでいます。

アミノ酸

私たち人間の体を構成するタンパク質は、20種類のアミノ酸からできています。

体内で合成できなかったり、微量しか作れないため食べ物からとる必要がある必須アミノ酸が9種類あります。

ローヤルゼリーは、それら9種類の必須アミノ酸(バリン、リジン、ヒスチジン、ロイシン、メチオニン、トリプトファン、スレオニン、フェニルアラニン、イソロイシン)をすべて含んでいます。

さらに、そのほかのアミノ酸のうち、アスパラギン酸、アラニン、アルギニン、グルタミン酸、プロリン、チロシン、グリシン、セリンの8種類も含んでいます。

ローヤルゼリーの効果は?

  • 糖尿病
  • 更年期障害
  • 低血圧・高血圧
  • 冷え性・肩こりの改善
  • ストレス緩和
  • 疲労回復
  • ガン
  • 動脈硬化
  • 精神疾患(うつ・自律神経の乱れ)
  • 免疫力の向上

などがローヤルゼリーの主な効用として知られていますが、現在では、疲労回復やアンチエイジング、更年期障害の症状の軽減などの効用も認められ始めました。

ローヤルゼリーで免疫力の向上!

ローヤルゼリーの効果の中でも、一番に感じやすいのが「免疫力の向上」です。

風邪をひきやすかった人が、ローヤルゼリーを飲み始めて、風邪をひきにくくなったという報告が多いようです。

ローヤルゼリーに含まれる抗酸化物質が身体の免疫力強化の効果を発揮し、その結果自己免疫力が高まることで、風邪を始め様々な病気から守れる免疫ができるのです。

ローヤルゼリーについてまとめると

ローヤルゼリーはミツバチが作り出す物質のひとつで、生まれたばかりの幼虫全てに与えられる栄養豊富な物質です。

働きバチになる幼虫のエサは徐々に花粉や蜜に変わっていきますが、卵を産むことが仕事の女王バチになるハチは、幼虫の時から一生涯ローヤルゼリーだけを食べます。

ローヤルゼリーは多くのミネラルやビタミン、3大栄養素の糖質、タンパク質、脂質を全てをバランスよく含んでいます。

ハチたちの努力の結晶として作られる大切なローヤルゼリーが、人間にとっても栄養豊富な食べ物として役立ってくれています。

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