プチ断食にもスムージーや酵素ドリンクを使った方法などいろいろありますが、今回は、人気のあるヨーグルトを使ったヨーグルトプチ断食です。
栄養価も高く、空腹感が紛れやすいのと、準備するものも少なく簡単にできるのが人気の理由です。
では、ヨーグルトプチ断食のダイエット効果や、正しいやりをご紹介していきます。
目次
そもそもプチ断食とは?
もともとプチ断食というのは胃腸の中をできるだけ空っぽにし消化器官を一定の期間休めることで、消化吸収にかかっている負担を減らして、排出する力を高めるというダイエット方法です。
胃腸などの消化器官は、消化→吸収→排泄という流れで動いています。
3食の食事に、つまみ食いや間食などをして毎日過ごしている間、胃腸は絶えず働いていることになります。
働きすぎの消化器官は消化吸収だけを中心に行うようになり、排泄の面で問題を起こし、便秘になったり、老廃物を体に溜めてしまいます。
それが原因で、代謝が落ちたり、体に脂肪がつきやすくなってしまいます。
そこで、プチ断食が消化器官のためのリセットとなります。
プチ断食により排泄の機能がしっかり働くようになると、体に溜まった老廃物や便をしっかり出し、代謝を高めることに繋がります。
ヨーグルトを使ったプチ断食のさらに嬉しい効果は、乳酸菌の腸の善玉菌を増やして便秘を解消する効果があるため、排出力をさらに高めて老廃物を体からキレイに排除してくれます。
ヨーグルトを使ったプチ断食
ヨーグルトダイエットの注意点
*無糖以外のヨーグルトはNG
ヨーグルトは必ず無糖のものを選んでください。
摂取カロリーは最低限のレベルにとどめるというのが置き換え食の鉄則です。糖分を取ってしまうことで、善玉菌を増やすこととダイエットの効果が半減。
*水分をたっぷり摂取する
断食中は排出力が強化されているので、水分をしっかり摂ったほうがデトックスがスムーズに行えます。1日につき2リットルほどの水分を摂るよう心がけましょう。
1日に2Lのお水、お茶、または炭酸水を飲みたっぷりの水分を摂取し、老廃物をしっかり出しましょう。
レモンの絞り汁を入れると空腹感が紛れる上、デトックス力がアップします。
ヨーグルトのダイエット効果
ヨーグルトを使ったプチ断食に人気があるのは、手軽にできるということだけでは簡単に手にありません。
ヨーグルトには様々な栄養素がバランスよく含まれているのと、その栄養素の吸収もいいからです。ダイエット中の栄養不足を最低限に止めるために、ヨーグルトの栄養素が活躍してくれます。
・たんぱく質=分解されてアミノ酸になる。
・脂質=発酵により、酢酸、プロピオン酸、酪酸などの脂肪酸などに変化する。
・カルシウム=乳酸菌がカゼインホスホペプチに分解される。吸収力を高める。
・A、B1、B2、E、K、葉酸などのビタミン類、亜鉛、ナトリウム、カリウム、リン、などのミネラル類も豊富。
野菜ジュースや豆乳をプラスする理由
ヨーグルトを使ったプチ断食をするときに、ヨーグルトには不足していて、ダイエット効果を高めてくれるものが、食物繊維です。
食物繊維も腸内環境をよくし、便秘を解消してくれるため、プチ断食に食物繊維を足せば、ダイエット効果がぐんと上がります。
野菜ジュースや豆乳をヨーグルトと一緒に摂る理由は、食物繊維を補うのとビタミンやミネラルが豊富だからという理由からです。
特に、セロリ、パセリ、モロヘイヤ、シソなどには食物繊維が豊富です。野菜ジュースを手作るのものにする場合は、ぜひこれらの野菜を使ってみてください。
野菜ジュースや豆乳も、無糖のものを選ぶことが効果アップのポイントです(果物入りのものは同じ理由から❌)。
正しいヨーグルトプチ断食のやり方
ヨーグルトでのプチ断食の一例を紹介していきます。
2日間のプチ断食ダイエット(回復期間も含む)
1日目=
3食とも、ヨーグルトと野菜ジュース(または豆乳)のみを摂取します。
1食あたりの適量は、ヨーグルトは100~150グラム、野菜ジュースは200~400ミリリットルです。
1日を通して意識して水分をたっぷり摂取しましょう。
ヨーグルトに甘みが欲しい場合は、ハチミツを加えても大丈夫です。ただし、砂糖が加えられてない純ハチミツにしましょう。
2日目=
朝はプチ断食からの回復期間として軽い食事を心がけていきます。おすすめは、朝:おかゆ、昼:うどんや雑炊など消化がよいものにしましょう。夜は普通の食事に戻しても構いませんが、量は少なめにするということと、揚げ物や脂っこいものは避けましょう。
期間を通して、水分はしっかりとりましょう。お茶、ミネラルウオーターなど無糖のものがおすすめです。空腹感を紛らわすためには無糖の炭酸水もおすすめです。水にレモン汁を絞るとデトックス力がアップします。
3日間のプチ断食ダイエット(回復期間も含む)
*前日の夜食はなるべく和食にし、腹八分目にしましょう。
1日目=
3食とも、ヨーグルトと野菜ジュース(または豆乳)のみを摂取します。
1食につきヨーグルトは100~150グラム、野菜ジュースは200~400ml。
1日を通して意識して水分をたっぷり摂取しましょう。
空腹を紛らわすには、炭酸水を飲みましょう。
2日目=
朝食と昼食
1食につき、ヨーグルトは100〜150g&豆乳か野菜ジュース200〜400ml
夕食 (回復食を始めます。)
お粥1杯と具なしのお味噌汁1杯
2日目の夜は、回復食としてお粥とお味噌汁が食べられます。
3日目=
朝食
お粥1杯と具なしお味噌汁1杯
昼食と夕飯
好きなものを食べることができますが、突然消化に負担がかかる食事を摂るのは控えましょう。なるべくなら、和食でたんぱく質も魚屋豆腐から摂り始めるのがおすすめです。
いきなり油っぽいものを摂ると、胃腸の負担になるのと、脂肪になりやすいので、徐々に消化器官を慣らしていくようにしましょう。
ヨーグルトプチ断食で失敗しないために大切なこと
ヨーグルトプチ断食で失敗しないためには、以下のことに気をつけましょう。
- ストレスを溜めないこと
- 断食後の食べ過ぎ
短期間とはいえ、断食中は食べたいものが食べられないことで、ストレスが溜まります。飲み物を飲んだり、映画や読書など、何か空腹を忘れさせてくれることで気を紛らわせてストレスを溜めないようにしましょう。断食期間が終わったからと、突然我慢していたものをどか食いしてしまっては、ダイエット効果も半減してしまいます。
せっかく断食を乗り越えたのですから、効果をしっかり感じたいものですね。回復期間の3日目こそがダイエットの成功と失敗を分ける大切な日だと思うくらいの方が効果を実感できるでしょう。
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