哲学の道は京都でも有名な桜の名所で、桜の時期には琵琶湖疏水の分流に沿って咲く全長1.5kmほどの桜の並木道となります。「関雪桜」と呼ばれている並木道に毎年春になるとたくさんの観光客で賑わいます。銀閣寺や永観堂、平安神宮といった観光名所からも近く、アクセスも容易です。
今回は哲学の道の桜2018年の見ごろに開花状況、見どころなどをまとめてみました。
桜並木は、日本画家・橋本関雪の妻・よねが、大正10年(1921)に京都市に桜の苗木を寄贈したのに始まりました。哲学の道にはそれらの桜が植えられ、「関雪桜」と呼ばれています。
哲学の道の桜・基本情報
開花時期・見頃:3月下旬~4月上旬
料金:無料 (哲学の道は散策道ですので料金はありません。)
営業時間:24時間開放 (夜間は近隣の方々へのご迷惑にならないようご注意ください。)
住所:京都府京都市左京区
哲学の道とは
哲学の道は京都市左京区にある、琵琶湖から流れてくる川沿いに整備された散歩道です。
距離は全長約1.5kmで、永観堂近くの熊野若王子神社前にある若王子橋を起点とし、銀閣寺の西側にある銀閣寺橋まで続いています。道沿いには多くの木々が植えられていて自然豊かな散歩道です。
春夏秋冬それぞれ違う美しい景観を楽しみながら歩くことができ、春は桜、夏は緑の木々、秋は紅葉、冬は雪景色という全く違った表情を見せます。
「哲学の道」が作られたのは1890年でしたが、その頃は特に名前もない散歩道でしたが、それが哲学の道と呼ばれるようになったのは今から40年ほど前だそうです。
明治時代には近くに多くの作家が住んでいたことにより「文人の道」と呼ばれ、京都大学の哲学者が考え事にふけりながら散歩をするのに最適な場所となり、「哲学の小径」と呼ばれていたこともあります。
そして1972年に地元住民が今の「哲学の道」という名前をつけたことで、現在知られる『哲学の道』となりました。
哲学の道の桜の見頃と見どころ
桜の見頃
3月下旬〜4月上旬
過去の京都市内の開花日(気象庁発表)
・2015年:3月23日
・2016年:3月1か月
・2017年:3月28日
哲学の道には、沿道におよそ500本の桜が植えられており、それらの品種はソメイヨシノです。
例年、3月中旬くらいになると徐々に花が咲き始め、本格的に開花し始めるのが3月下旬頃となります。
京都市内ではあちらこちらでお花見イベントや桜まつりが開催される時期ですね。
そして4月の上旬に桜は満開状態となります。
気候により満開の時期は多少ずれますが、例年の京都市内の桜の見頃は3月下旬から4月上旬です。
哲学の道の桜の見どころ
哲学の餅は、春には500本の桜並木が見事な花を咲かせる、京都でも有数のお花見スポットです。
全長1.5kmという長い桜並木は素晴らしい景観が楽しめます。
木々の桜を眺めながら、ゆったりと散歩を楽しむという優雅な30分ほどの散歩をお楽しみいただけること間違いなしです。
桜が散り始めると、水路を落ちた花びらが埋め尽くしまた美しいので、ぜひ上ばかりでなく足元の花びらにも注目してみてくださいね。
定番お花見コースとしておすすめしたいポイントは、南禅寺から銀閣寺のあいだの散歩道です。
哲学の道に咲く桜の由来
哲学の道が桜の名所として知られるきっかけになったのは1921年に、付近に住んでいた日本画家の橋本関雪が京都市に300本の桜を寄贈したことでした。
それは、橋本関雪の妻よねが、関雪が画家として成功した感謝の思いを込めて、贈り物をしようと提案したことから始まりで、哲学の道に咲く桜はそのエピソードにちなみ”関雪桜”と呼ばれています。
現在、哲学の道に咲いている桜は、当時のものはほとんど残っておらず植え替えられたものですが、今でもそれらは変わりなく”関雪桜”と呼ばれています。
哲学の道までのアクセス方法
北端からスタートする場合→京都市営バス101系統「銀閣寺道」バス停よりすぐ
南端からスタートする場合→京都市営バス「宮ノ前町」バス停より徒歩5分
駐車場
哲学の道は、歩道のため専用の駐車場はありません。
歩道周辺にはコインパーキングなどもありますが、お花見の期間は市内の各観光名所に訪れる方でごった返し大混雑が予想されます。
そのため公共交通機関で目的地まで行かれることをおすすめします。
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