1月7日は、一年の無病息災を願って七草粥を食べる日です。
正月疲れをした胃を休め、また、野菜不足を補うために、家族皆で七草粥を食べましょう。
ただ、中には「七草粥だけでは物足りない」「お粥だけなんて、病人でもないのに」という方もいるでしょう。
そんな方のために、ここでは七草粥に合う献立、さらに「七草粥を初めて作る」という方のために七草粥の具や味付けなどについて紹介します。
七草粥の具材と味付け方法
七草粥の具は春の七草です。
春の七草とは、「セリ、ナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(大根)」です。
スーパーなどでセットで売られている「七草セット」のパックを購入するのがお手軽です。
七草はおかゆとは別でさっと茹でてから使用するのがおすすめです。七草の綺麗な緑色を出すためには、茹で過ぎないように注意してください。
七草粥の味付けは、基本的には塩のみを使います。
塩の量はお好みですが、胃に優しく休息を与えるための七草粥なので、塩分控えめで薄味にするよう心がけてくださいね。
味付けは、お粥が炊き上がってから行ってください。それがおかゆを上手に炊き上げるための一つの秘訣です。
簡単七草がゆのレシピ
無病息災♪立身出世に願いを込めて~家族がこの1年健康でいられます様に♪
●材料 (2~3人ぶん)
- ご飯
- 七草(スーパーなどで買えるセット1つ)
- 塩 小さじ1~1.5(お好みで)
- 水 お茶碗3杯分
1.ザルに移しご飯を水で洗ってパラパラにする!
お茶碗たっぷり3杯分の水を鍋に入れご飯を入れて弱火で15〜20分ほど火にかける。
2.火を止めて、蓋をし10分蒸らして放置する。
3.七草はみじん切りし、湯がく程度にサッと茹でる。
4.お粥の中へ七草を入れ5分~6分中火、塩を入れ味を調えたら出来上がりです。
5.こんなに簡単にふっくら七草粥の完成。
●おすすめの味付け&トッピング●
「基本の七草粥ではあっさりし過ぎて物足りない。」という方にオススメのトッピングや味付けを紹介します。
- こんぶ茶で味を整える。
- 塩昆布をトッピングしていただく。
- 水の代わりに鶏ガラスープを使う。
- 食べる前にお醤油少しを垂らす。
七草がゆの栄養価
続いて、七草粥の栄養価について紹介します。
七草は日本の野菜(またはハーブ)で、七草を具材にしたおかゆで、お正月明けの1月7日には疲れ気味の胃を落ち着かせる七草粥(ななくさがゆ)を食べるという風習がありますが、それぞれの材料の栄養価をみていきましょう。

セリ…鉄分が含まれていますので増血作用が期待できます。ビタミンC
ナズナ…熱を下げる、尿の出をよくするなどの作用があります。ビタミンAも多く含まれます。
ハコベラ…タンパク質やミネラルが豊富で、民間では古くから薬草として親しまれています。
スズナ・スズシロ…ジアスターゼが消化を促進し、正月明けの弱った胃の回復に効果があります。
また、七草は青菜なので、いずれにもビタミン類が多く含まれています。
これらが主な七草に含まれる栄養価ですが、七草粥がビタミンやミネラルも豊富で、消化機能に優しいということがお分かりいただけると思います。
七草がゆに合わせるおすすめ献立は?
七草粥は、一言でいうと「野菜入りのお粥」です。
七草のうちのハコベラにはたんぱく質が含まれますが、やはりそれだけではタンパク質が不足しています。
七草粥の献立を考える際には、七草がゆだけでは不足しそうな栄養素であるタンパク質のおかずを一品足すことをおすすめします。
疲れた胃を休める意味で食べる七草がゆですので、一品足すおかずも消化に良いものにしましょう。たとえば、鶏肉や魚の煮物や蒸し料理、または鮭や白身の魚の焼き魚やホイル焼きなどがは如何でしょう。
七草がゆに鶏肉のささみやタイなどの白身の魚を入れて、あっさりし雑炊風の七草がゆにするのもいいですね。
また、柔らかく炊いた豆類のおかずもたんぱく質が豊富ですね。大豆入りひじきの煮物や、五目豆などもたんぱく質に加え豊富なミネラルやビタミンがプラスできます。
避けたいおかずは、脂身の多いお肉の部位や、揚げ物の脂っこいおかずは避けましょう。
七草がゆが胃に優しいのに、消化に負担がかかる脂っこいおかずを食べたのでは、元も子もありませんね。
だて巻きや田作り、黒豆などのおせちが残っているという方は、七草粥におせちを合わせるのもおすすめです。
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