お正月の後は節分がやってきますね。クリスマスやお正月のような派手さはないけれど、豆まきに恵方巻きに地味ながらも、毎年忘れずに行いたい年中行事の一つです。でも、そもそも節分ってなんのための行事?という疑問を持つ人も多いようです。
ということで、今回は節分の由来や恵方巻きについて詳しくまとめてみました。
目次
2018年の節分はいつ?
2018年の節分の日は、 『2月3日(土)』です。
「毎年2月3日が節分の日」と思っている人が多いようですが、節分の日にちは決まっておらず毎年立春の日の前日ということで、立春によって変動します。
ただ、ここ30年程は、節分はずっと2月3日となっているので勘違いをしても仕方がないのですが、実際にはぜ2月2日や2月4日に前後にずれることがあります。
節分の由来は?
季節の変化の目安とする特定の日を雑節といいます。
節分は雑節のひとつで、昔は『せち分かれ』と言われ季節の分かれ目を表しました。
春夏秋冬の始まりの日を、立春、立夏、立秋、立冬と定めてその前日を節分とし、古来はそれぞれの季節に節分がありました。
時代と共に、夏秋冬の節分は廃れ、現在では春の節分だけが、年中行事として残りました。
立春は古い暦では、1年の始まりともされていたので、節分の中でも最も重要なものという扱いがあったことから、最後に残ったのでしょうね。
節分の風習「豆まき」や「節分いわし」
節分といえばすぐに思いつくのが「豆まき」ですね。
これからの風習は、一年の鬼(邪気)を払い、家族の無病息災を願うという意味が込められています。
そして、節分には「節分いわし」という方もいらっしゃいますが、節分いわしにも同じような意味があります。
節分いわしというのは、いわしをヒイラギ(柊)に刺して、戸口等玄関先に下げ、柊の棘が鬼の目に刺さることで邪気を払う。そして、いわしを焼く時の煙でいわし臭くなった家には鬼も寄り付かなくなるだろうという願いが込められています。
2018年恵方巻きの方角は?
2018年は、南南東微南です。
恵方というのは、その年ごとの福徳を司る、歳徳神(としとくじん)と呼ばれる神様がいらっしゃる方角のことを言います。
歳徳神というのは、その年の幸せや金運を管理する神様で、恵方巻きを食べる時にその方角を向いて食べるのは、歳徳神から幸せや金運ををいただくという意味があります。
節分に恵方巻きを食べる時だけでなく、初詣も同じ方角にある神社を選ぶのが吉だといえます。
2018年の恵方、南南東微南ということですが、「微南???」と思った方も!?南南東からちょっと南よりということですね。
この細かい方角の設定の理由は、中国を基準にした方位で方角が表されるため、それを日本で使うと若干のずれが生じてしまうからなのだそう。
恵方巻きの由来は?
1932年(昭和7年)に寿司屋のチラシに太巻きが載り、大阪の遊女の間で「恵方の方角を向きながら、無言で1本の巻き寿司を食べると幸せになる」というジンクスが広まりました。
その頃は節分に限らず「その年に食べると幸せになる」と言われていました。
そうして太巻きのジンクスは大阪から始まり兵庫県へ伝わりました。そして、関西地方では、古くから節分の日に縁起物として、太巻き寿司を食べる風習ができました。
全国で節分に太巻きが食べられるようになったのは、1989年にコンビニエンスストアの「セブン・イレブン」で売られるようになったことからでした。
1998年(平成10年)セブン・イレブンが商品名「恵方巻」とした事から広まり、「節分の巻き寿司」「幸運の巻き寿司」とも言われました。
恵方巻きの食べ方
- 恵方巻きは、恵方の方角を向いて食べる。
- そして、それを切らずに一本丸かぶりします。
- 食べ終わるまで,喋ってはいけません。
この習慣にはどんな意味が込められているのかというと以下の通りです。
”巻き寿司”は、福を”巻き込む”ということから、
・『切らずに食べる』ことから、『縁を切らないよう』
・『喋らずに食べてる』ことから、『福が逃げないよう』
恵方巻きの中身に決まりごとはある?
昔ながらの太巻きは、カンピョウや椎茸、人参などが具材として使われていました。近年ではサラダ巻きなど様々な種類の太巻きが売られていますね。
恵方巻きの中身に何を巻くかは、お好みでOK!
覚えておきたい大切なことは、具材の種類は7種類ということです。
その理由は、7福神の7という数に因んで”幸せの巻き寿司”という縁起物としての扱いがあるためです。
ぜひ、2018年も美味しく恵方巻きをいただき、1年の幸せをゲットしたいですね。
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