2016年に宝塚歌劇団花組のトップ娘役に選ばれた仙名彩世さん。花乃まりあさんから引き継ぐ形で選ばれた花組トップ娘役就任発表の際にはファンの皆様は驚きながらも嬉しくて飛び上がったとか。
2018年に初公演が決まった”ポーの一族”にも出演する仙名彩世にますます注目が集まりそうですね。今回は、仙名彩世についてWiki風プロフィールでお伝えしていきたいと思います。
仙名彩世(せんなあやせ)プロフィール
- 本 名:小林由季(こばやしゆき)
- ニックネーム:ゆき
- 生年月日:12月3日
- 出身地:宮城県名取市
- 学歴:宮城県第二女子高等学校出身
- 身長:162cm
- 血液型:A型
- お気に入り役:『フォーエバー・ガーシュイン』のケイ・スウィフト、『TAKARAZUKA∞夢眩』の夢眩少女、『風の次郎吉』の手妻の幸
仙名彩世の生い立ち
二人の兄がいるゆきさん。幼い頃はお兄さん達よりも活発だったのだそう。
年長から小学1年生までは、父親の仕事の関係で、アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴで過ごしました。 現地では物怖じせずに順応していたそう。
幼い頃から中学卒業まではバレエを習い、バレエに没頭する日々を送っていました。
高校では新体操部へ入り、新体操漬けの日々を送る。部活の友人の影響を受けて歌にも興味を持ち始めました。
高校時代というのは誰もが自分探しに模索する多感な時期ですが、そんな時にゆきさんは「宝塚」の存在を母親から知ることになりました。ちなみに、ゆきさんが育った環境はごく一般的なご家庭だそうです。
そして大好きなダンスと歌、それに加え日本舞踊などの日本の芸術文化を学んでそれを職業にすることができる、きっとそこから本当に自分がしたいことが見つかる!という思いで、宝塚歌劇団を目指すことを決意しました。
「受験2カ月ぐらい前に決断。調べると、音楽学校には三味線もタップダンスも授業があった。『やりたいこと』が見つけられるかも? と思いました」
ご本人のコメント 出典:ニッカンスポーツ
長期戦でチャンスがある限り何度も受験をする受験者が多いなか、ゆきさんは1回きりのチャンスと決めて、短期決戦で挑んで宝塚音楽学校への受験しました。
その結果、ゆきさんは見事に一発合格を決めました。
ゆきさんが初めて宝塚の作品を鑑賞したのは、意外ですが合格後のことでした。『エリザベート』や『ファントム』のDVDから衝撃を受けたのだそう。
花組娘役トップに就任するまでの経歴を紹介
2008年、彩世さんは宝塚歌劇団94期生として、首席で入団しました。
月組公演『ME AND MY GIRL』で初舞台を踏みます。
「全部を極めたかった」と、とあるインタビューで語っていたゆきさん。
やるからには何事も細部にわたって極めるという努力家であるゆきさんのの性格が表れる言葉です。幼い頃から習ってきたバレエ、それから高校で始めた新体操も歌も全てにおいて全力を尽くしてきたことも想像できます。そして何事も恐れず活発で前向きな性格というのも舞台を目指すために必要な性格も備わっているようですね。
2013年バウホール公演『フォーエバー・ガーシュイン』では初のヒロイン役として好演を披露しました。
その後、2015年『風の次郎吉』では桜咲彩花(おおさきあやか)さんとWヒロインで共演し、2016年『For the people-リンカーン 自由を求めた男-』では轟悠(とどろきゆう)さんの相手役に抜擢されます。
ゆきさんの同期は、月組トップスターの珠城りょうさん、花組娘役の華雅りりかさん、月組娘役の早乙女わかばさんなどが挙げられます。
仙名彩世トップ就任が異例と言われるわけは?
宝塚歌劇団では、トップの座に就任するまでに、入団から5年前後で、さらに新人公演主演を経験していることが通常のことの運びとなっています。
宝塚ではスターへの登竜門とされる新人公演のヒロインを経験したことはない上に、入団からは9年目となる通常より遅めの時期のトップへの昇格ということです。
そのような条件に当てはまらない娘役トップへの就任は、異例中の異例の人事だったといえます。
それには地道な努力と経験が評価されたとしか言いようがありません。
ゆきさんご本人にとっては、役者としての表現力磨きに専心していたときの嬉しいニュースとなりました。
歌唱力も大きく評価され、ヒロインも立派に演じきるゆきさんを追い越して年下の娘役のトップ就任が決まるたびに「なぜ?」という残念な声があがっていたため、ゆきさんのトップへの昇格はファンの皆様にとっても震え上がるほど嬉しい異例の人事だったようです。
仙名彩世の昇格は明日海りおの意向?
明日海りおさんくらいのトップスターともなると、ある程度の発言権もあるようですし、花乃まりあさんの退団が決まった時に、明日海りおさんへの発言権も与えられた可能性もあります。
昇格の遅さに悔しさもあって当たり前だったと思いますが、そんな悔しさをさらなる力に変えて、地道な努力を続け頑張ってきたゆきさん。地味な役でさえ、与えられた役に全力投球で挑んでどんな役も演じきってきたゆきさんの、輝く素質がファンに伝わっていたのと同様、明日海さんにも見えていたのかもしれませんね。
どの社会でも努力が必ずしも報われるわけではありませんよね。でも、真面目に取り組んでいる生徒を僕はきちんと見ていたい。技術があっても天(てん)狗(ぐ)になって稽古に出ない生徒には注意します。人としてどうあるか。ひたむきに舞台に向かう純粋な姿に、お客さまが感動してくださる部分もありますので、そこは変えずにいたいですね。
歌劇団の理事長に就任された小川友次氏のコメント 出典:産経ニュース
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