七五三はお子様にとってももちろん、子を持つ親にとっても大切な子育ての節目を祝う一大イベントの一つですね。
衣装の準備に御祈祷の計画にと考えなければならないことでいっぱいですが、七五三を祝う食事会をされる場合には、そのマナーも知っておかなければなりませんね。
今回は七五三の食事会についてのマナーから食事代金の相場などをお伝えしていきたいと思います。
目次
七五三の食事会、内容や会場はどこがいい?
ご家庭によりそれぞれのしきたりを重んじる場合のありますので、まずはご両親や義両親に相談された上で会場選びをされることをお勧めします。
お祝いの場ということもあり、普段の外食よりは高級感のある特別な食事をゆったりと楽しみたいものですね。
七五三の食事会の会場選びの基本としては、
- 静かな空間でゆっくりと食事ができること。
- 大人も子供も会食を楽しめること。
ということを踏まえ、理想は個室で料理が楽しめる場所であること。
- 割烹料理屋
- ホテル内のレストラン
等であれば、個室の利用ができ落ち着いた雰囲気の中で会食を楽しむことができます。
子供は喜ぶ場所を選びたいというお考えもありますが、正式なお祝いの場としては、ファミリーレストランは控えた方が無難です。
七五三祝いの食事会、相場はどれくらい?

七五三はおめでたい行事なので、お子様の衣装にもこだわり綺麗に着飾ってあげたいですね。七五三のお祝いでお金がかかることといえば、お子さんの衣装が決まったら、次に気になるのが食事の代金の相場ですね。
七五三祝いのためのコース料理を参考にして見ると、思ったより高くないというのが第一印象です。
多くの場所では、
3000円、5000円、7000円ほどの
3種類のコース料理の料金設定が多いようです。(一番高いコースでは飲み放題がついている場合が多いです。)
私のオススメは真ん中の値段設定のコース。それなりの見栄えも期待できますし、安すぎず高すぎずという中間の所を選んでおけば、後で後悔することもないのではないでしょうか。
親類のお客様からご祝儀をいただくということも想定できます。ある程度良いグレードのお食事を提供し、せっかくお祝いのために駆けつけてくださった皆様にも喜んでもらいたいですね。
食事代金は誰が出すべき?
七五三の食事代金を出すのは、食事会の主催者である”主人公の子供さんの親”というのが常識です。
”お子様の成長を一緒に祝ってくださる方への感謝と皆様へのおもてなし”の意を込めて、お招きしましょう。
ご好意でお子さんの祖父母がお食事代金の支払いを提案してくださる場合もあることと思います。
その場合は、ありがたくご好意を受け取り、お店やお料理を選ぶ際も相談しながら双方が納得のいくような選択ができるよう話し合えるのが理想的ですね。
主催者であるお子様の親が支払うというのが基本のマナーであるということを念頭においておくことができれば問題ないと思います。
お返しの品を用意する?
お子さんの成長を祝う大切な儀式として駆けつけてくれる親類の皆様は、ご祝儀を用意してきてくださることが考えられますね。
七五三の食事会でお返しということはあまり耳にしないかもしれませんが、特に年配の方々はしきたりを重んじる方もいらっしゃいます。
お返しの有無について後で後味が悪い結果を招かないためにも、ご両親に相談した上でしきたりに沿う形で用意しておかれることをおすすめしたいと思います。
一般的なしきたりとしては、男の子のお祝いには黒豆ご飯と和菓子、または紅白饅頭をお返しされます。現代では、そこまでしきたりに沿わなくとも高級和菓子の菓子折りを用意されるところも多いようです。
また、高額のご祝儀をいただく場合は、そのぶんの1/2~1/3ほどの金額でお返しを考える必要があります。
おじいちゃん、おばあちゃんには、前撮りしたお子さんの写真やその写真の入ったアルバム、写真立てなども喜ばれます。
七五三のお返しのNGとなるのは?
子供の成長のお祝いということで、やはり縁起を担ぐという意味合いから、お返しとして贈ってはならないものがあります。
陶器=壊れやすい
ハサミ、包丁、ナイフ類=縁が切れる
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