生はちみつは生命エネルギーの宝庫と呼ばれているほど栄養価が高い食品です。
今回は、体にも脳にも有効な生はちみつの作用とその理由をお伝えしていきたいと思います。
目次
生はちみつの効果・効能
生はちみつの効果・効能は驚くほどたくさんあります。ざっと挙げてみれても以下の通りです。
・免疫力を高める
・発ガン物質の生成を抑制する
・腸の腐敗産物の生成を抑制する
・キズの治癒効果
・口内炎治療
・喉のケア
・殺菌効果
・便秘の改善
・ダイエット効果
・二日酔いの防止と解消
・疲労回復効果
・物忘れ防止
・ビタミンB群を作る
・美肌効果
・上質な睡眠
・貧血改善
生はちみつの栄養価が高い秘密は?
生はちみつの大きな特徴は、“加熱処理をしていない”ことということからも、一般的な加熱処理を施されたはちみつとの違いは加熱か非加熱かで大きく変わってきます。
その工程で普通のはちみつは、蜂の巣ごと収穫し遠心分離機で巣ごと回してはちみつをとります。
それに比べ、生はちみつの収穫は全て手作業で行われます。異物を取り除く細かい作業も全て手作業なので、大変な手間がかかります。
そんな手間があるからこそ、栄養素たっぷりの生はちみつが出来上がります。そのぶんお値段も張りますがお値段の価値も十分。
生はちみつの栄養価が高いのもはちみつが加熱されているか非加熱かに大きな関係があります。次は生はちみつの特徴を見ていきたいと思います。
生はちみつの特徴
最近話題の”酵素”ですが、”非加熱の生はちみつには酵素が生きている”というのが生はちみつの第一の特徴。
酵素というのはとても熱に弱いので、低温でも加熱されるとすぐに働きを失ってしまいますが、生はちみつに含まれる酵素はとても活発に働いてくれます。生はちみつには約80-140種類以上の酵素が含まれます。
そして、生はちみつにはビタミンやミネラルもたっぷり含まれています。
また酵素とビタミン・ミネラルは、一緒に摂取することで相乗効果も期待できるのです。
腸内環境を整える乳酸菌、オリゴ糖、グルコン酸が豊富で、腸内フローラを整えてくれる。
特にグルコン酸に関しては、大豆や味噌の約30倍も含まれるということで、腸を良い状態に導いてくれる効果に大きく期待できます。
また、生はちみつの良いところは消化の必要性が全くないので、口から入った途端、体にも脳にも吸収されて、私たちの体全体でたちまち働いてくれるのです。
生ハチミツ選びはここに注意!
一言で”生はちみつ”といってもいろんな種類があります。せっかく生はちみつを購入するなら質の良い本物を選びたいものですね。そこで、ここでは生はちみつの見分け方と選び方を紹介させていただきます。
以下のような加工されたはちみつもあります。以下の点に気をつけて良質の生はちみつを選びましょう。
●加糖はちみつ
はちみつに水飴・ブドウ糖・ショ糖など糖類を加えたはちみつ
●精製はちみつ
加熱や減圧窯などで脱臭・脱色を行ったはちみつ
一つ注意が必要になるのが、全国はちみつ公正取引協議会という組織の規約の中に、
自然のはちみつも人工的に加熱処理などしたはちみつも、全て【純粋】はちみつと表記できる
というものがあります。
【純粋】という表記にだまされないようにも気をつけてください。
生はちみつの特徴は以下の通り。ぱっと見では判断がつきにくい条件ですが、見分けがつきにくい時には参考にしてみてください。
生はちみつの特徴
- 透明度が低い
- 結晶化しやすい
- 小さな黒い点が見える(花粉等手作業で取り除ききれない微粒子が生はちみつには含まれています。)
生はちみつを選ぶときの注意
- 非加熱のものを選ぶ
- 砂糖・人工甘味料が添加されていない
- ミツバチに優しい環境で作られている
生はちみつを食べるときの注意点
せっかくの生のはちみつ、食べるときも熱を加えないで、腸にも脳にも生の酵素やビタミン・ミネラルの効能をたっぷり届けましょう。
生はちみつは、スプーンですくってそのまま食べるのが一番のおすすめです。
生はちみつに熱を加えないというのは、加熱調理に使っていけないのはもちろんですが、温かい紅茶など生はちみつを加えるのもNGです。
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