”フェイジョア”というフルーツをご存知ですか。日本でも知っている人の中にはフィジョアファンもいるのですが、幻のフルーツという扱いも受けている緑色の果実です。
ウルグアイやブラジルの南部が原産の常緑低木というフィジョアは、熱帯性の植物だけで耐寒性もあり、日本でも温かい地域なら庭木として栽培しトロピカルな果実を育てることも可能。
日本での食べごろは11月頃とされています。秋の季節には、もしかしたらどこかでトロピカルなフィジョアを見つけるかもしれませんね。
今日はフィジョアの魅力や日本でフィジョアを食べる方法をお伝えしたいとおもいます。
目次
フィジョアってどんなフルーツ?
- 学名:Feijoa sellowiana
別名: パイナップルグアバ、アナナスガヤバ
- 科・属名:キフトモモ科・フェイジョア属
- 英名:Feijoa
- 原産地:ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル南部
- 開花期:5~8月
- 花の色:白、赤
フィジョアは、フトモモ科の常緑低木です。
原産は南米ですが、現在は主にニュージーランドやオーストラリアなどで栽培されており、庭木や公園樹としても人気があります。
フィジョアの緑の実も夏の終わりころから、スーパーの果物売り場でも一般的に流通します。また、フィジョアは花がキレイなので、庭木としても人気があります。
フィジョアの花言葉は?
フィジョアには、こんな素敵な花言葉があります。
『実りある人生』
『情熱に燃える心』
『満ち足りた』
「情熱に燃える心」というのは、白い花びらの内側に、情熱的な赤い雄しべをつけることからつけられました「実りある人生」というのは、フィジョアの木は甘い果実をたくさん実らせることからつけられた花言葉です。
フィジョアの実はどんな味?

夏にはパイナップルグァバの名前で流通する果実を実らせて、主にニュージーランドやオーストラリアで夏の終わりから秋にかけて流通するフィジョア。
フィジョアの実の大きさは卵くらいです。
果実をそのまま食べるほか、ジャムやスムージー、果実酒などに利用されています。パイナップルに似た爽やかで甘酸っぱい香りがあり、味はパイナップル、りんご、なしを混ぜたような甘みと酸味が合わさったトロピカルな味です。
フィジョアを半分に割ると、真ん中がちょっとトロっとゼリー状になっているのが見えますが、そこがま多フィジョアの魅力。周りの薄黄色の部分は、ちょっとザラザラした食感があり、洋梨に近い感じです。
フィジョアは、トロピカルフルーツの一種ということで、冷蔵庫には入れずに、常温で追熟させて、実が柔らかくなってから食べます。
フィジョアの栄養価は?
フィジョアは、栄養がたっぷり詰まった栄養価において優秀なフルーツです。
食物繊維やビタミン、ポリフェノールなどが豊富で、健康にも美容にも嬉しい効果が期待できます。
抗酸化作用、抗がん作用、免疫力を高める、メラニン色素の生成の抑制するなどの作用があります。
観賞用にも美しいフィジョア!

南米が原産のフィジョアですが、現在は主にニュージーランドが生産地です。
日本には、実は1980年代にキウイフルーツと一緒に入ってきたのだそう!キウイフルーツに比べ、フィジョアは温暖な気候が適しているので栽培が難しく、日本で流通することには至りませんでした。
フェイジョアの花は、白い花びらに赤い雄しべというユニークでのエキゾチックなとても綺麗な花が咲きます。
現在でも苗はニュージーランドから輸入されており、観賞用として栽培されたり、個人で栽培されたりもしていますが、日本のスーパーで見かけることはなかなかないので、幻のフルーツとも言われているようですね。
日本でも栽培するには?
日本ではあまり見かけないフィジョアですが、実は日本でも盛んに栽培されていた時期もあるそうです。
市場から姿を消してしまったフィジョアですが、今でも日本で栽培し、苗木を売ってくれるところもあります。鉢植えでも栽培ができるので、ぜひフィジョアを育ててみませんか。
自分で育ててみることが、幻のフルーツ”フィジョア”を食べることができるいちばん手っ取り早い方法かもしれませんね。
など、ネットショップでフィジョアの苗が購入できます。
フィジョアの栽培方法
- フィジョアは、日当たりの良い環境を好みます。
- 亜熱帯の果樹ですが比較的寒さに強く-10℃程度まで耐えると言われています。
- 鉢植えでも地植えでも栽培可能ですが、関東より南の地域が植栽適地です。
- 過湿を好みませんが、鉢植えの場合は土が乾いたらたっぷり水をあげ、地植えの場合は根付いたら、夏場を除き自然の雨だけでも育つようになります。
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